ほうれい線が気になり、ヒアルロン酸注入を検討しています。ただ、注入後も効果を維持させたいので、1~2年に1回はヒアルロン酸注入をするつもりでいます。その場合、将来的にヒアルロン酸を打ち続けることで何か後遺症や、副作用はあるのでしょうか?
ヒアルロン酸は通常は時間の経過とともに吸収されますが、繰り返し注入しているとしこりになる可能性があります。
打ち続けると「しこり」になる可能性あり
ヒアルロン酸は持続期間が短いので、繰り返し注入している方も少なくありません。たしかにボリューム感は保たれますが、同じ箇所への繰り返しの注入はしこりができる原因になります。他にも、注入箇所が腫れぼったくなり、ヒアル顔ともいわれるような不自然な仕上がりになることもあります。
そのため、ヒアルロン酸注入は効果を永久的に保ちたい方や、自然な仕上がりを希望される方にはおすすめできません。
持続時間が長い脂肪注入がおすすめ
ほうれい線の治療法には、ヒアルロン酸注入の他に、脂肪注入があります。脂肪注入は、自身から採取した脂肪を使用し、患部に注入するエイジング治療法です。注入後は自己組織として定着するため、ヒアルロン酸よりも効果が長く、半永久的に持続します。また、1~2年に一度打ち続けることを考えると費用対効果も見込めます。
当院は、採取後に不純物を取り除いたクリーンな脂肪のみを注入するため、脂肪の定着率も高く、しこりのリスクを最小限に抑えることができます。さらに、質感も滑らかなので肌馴染みがよく、笑った時の表情も自然な仕上がりになります。
ほうれい線の治療法は、仕上がりや持続性、失敗のリスクも十分に考慮した上で、ご検討いただければと思います。
ヒアルロン酸注入 | 脂肪注入 | |
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効果の 持続期間 |
数ヶ月~1年程度 | 長期間持続 (脂肪定着後はメンテナンスの必要なし) |
メリット |
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デメリット |
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根本的な改善 |
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監修医師
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- THE CLINIC 広島院 院長木村 圭吾
25年間、心臓血管外科をはじめとする幅広い領域で経験を重ねてきた外科専門医。携わってきた手術件数は1万件を超え、がんの摘出、腎臓や肝臓の移植、外傷、内視鏡、救急など多岐にわたる。ゲストのご希望に技術力と安全性の高い施術で応えることをモットーに、診療にあたっている。
資格
- 日本外科学会専門医
- 日本呼吸器学会専門医
- 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
所属学会
- 日本外科学会
- 日本呼吸器外科学会
- 日本呼吸器学会
- 日本消化器外科学会
- 日本胸部外科学会
- 日本癌学会
- 日本内視鏡外科学会
- 日本臨床外科学会